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押し寄せる水道料金値上げ

  • たちばなふみ
  • 9月6日
  • 読了時間: 2分

押し寄せる水道料金値上げの波をどう考えるか

しまね自治研究所地域自治講座が開催され参加しました。講師は、とちぎ地域自治研究所理事長で作新学院大学名誉教授の太田正氏です。

太田氏は千葉県水道事業中期経営計画評価会議座長のほか、神奈川県、仙台市、宇都宮市などで上下水道事業に係る審議会等に従事されています。

太田氏は①全国的な水道料金値上げラッシュに共通する理由や根拠を確認し、値上げの必要性と妥当性を具体的に検証する、②その必要性妥当性をどこに注目し判断するかを理解する、値上げの背景や要因について分析・把握すること、③値上げ案への賛否を判断し、値上げ以外の代替策や、修正による適正化を図るという3点をねらいに、水道事業の現状、水道料金の算定プロセス、料金水準と料金体系、利用者の視点に立った水道料金の適正化について、総務省や国交省、厚労省のデータ、松江市公共料金に関する審議会資料等をもとに解説され、チェックポイントとして投資計画が妥当か、財政計画は適正かなど、改定内容、財源構成の最適化などが必要とお話されました。

国の果たす役割が大きいのではないかとの質問に対し「水道法1条の目的に低廉で安全な水の供給をはかることとある、国の責任は明確だ」と述べられました。

料金決定のプロセスは複雑で参加者からも「今日は難しかった」という感想が口々に語られました。先生の論文が雑誌「住民と自治」に掲載されており予習していったので何とかお話を聞きました。水道料金改定で市民負担が増えようとしている今、さまざまな観点で松江市に対して要望できるよう学習もしてがんばっています。

主催者様、太田先生ありがとうございました。

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