top of page

学習交流会

  • たちばなふみ
  • 8月5日
  • 読了時間: 3分

学校と福祉の連携をすすめる学習交流会を開催

物価高騰で暮らしの困難を抱える家庭はふえています。ヤングケアラーや不登校など子どもたちのおかれている環境を何とかしたいと学校と福祉を考える会を新婦人松江支部が立ち上げ5年になります。私もメンバーの一人として活動しています。

ここ数年毎年この時期に「学校と家庭、社会福祉の連携を進める学習交流会」を行ってきました。メイン講師は社会福祉士で、島根県立学校や松江市、雲南市でスクールソーシャルワーカー(以下SSW)を務めてくださっている長廻芳行さん。また、「ヤングケアラーについて」「SSWについて」松江市の現状をそれぞれ市の子ども家庭支援課の方々、教育委員会生徒指導推進室の方々にお話戴きました。

松江市は一昨年から「ヤングケアラーコーディネーター」を配置して調査や相談活動、学校の支援に取り組んでいます。学校現場で子どもたちの「過度な家族のケアや家事負担」の実態に気づいた際にこどもと関係性を作り寄り添う支援をと学習啓発もすすめています。昨年行った47校の市立学校への調査では、先生方の研修を行なったことのある学校とそうではない学校で「先生方の気づき」に差があることも分かりました。

SSWの活用について、松江市から現状の報告と長廻さんからここ17年間の活動報告がありました。

長廻さんは「SSWを一言で表すならば子どもの学習権を保障するための福祉の仕事」と、「問題を抱えた児童生徒に対し、おかれた状況に働きかけたり、関係機関とのネットワークを活用して多様な支援方法を用いて課題を解決する」活動を行っています。島根県内の活用事業について2008年からの報告がありました。この17年で専門家の配置が進みました。しかしSSWの処遇は、鳥取県は週30時間勤務であるのに対し、島根県は「年間」70~100時間、松江市は年間180時間と少なく、専任として働けずかなりの掛け持ちをしているとのことです。

SSWの処遇改善を行うことでより教員の負担軽減にもつながると考えます。現場からはSSWの活用で「教員が子どもたちにしっかり向き合うことができた」「学校での気になる子どもや保護者対応、どのような福祉的支援があるかわかり対応できた」などの声があると報告がありました。

現在7つの中学校区(松江1中、2中、3中、4中、湖南中、湖東中、東出雲中)に1人ずつ配置、それ以外の中学校区は派遣型の4名の方に、何かあったら「派遣要請」を行う必要があります。八束、宍道、島根、美保関、本庄、鹿島などにはSSWの配置がありません。ブロック毎に配置するなど工夫が必要だと訴えておられます。

参加者は、小学校や高校の教員の方、児童民生委員の方や保育士など子どもに関わる専門家をはじめ地域で気になる子どもがいるといった学習のテーマに興味のある方さまざまな方が集まってくださいました。

「気になる子どもがいたらどうしたらいい?」との問いには「メールでも知らせてくれれば対応する」と市の担当の方からの暖かい回答がありました。

教育委員会からは「いじめの認知件数、不登校傾向のこどもも増えており、学校だけでは支援が十分できない、SSWなど専門家の存在は大きい」と、教員の認知度があがり、教員からの相談も増えているとのことです。

「学校と福祉の連携」をいっそう進めることが、学校現場にとっても子どもたちにとっても重要だということが改めて確認できたと思います。子どもたちの未来を「その可能性が花開く未来にしたい」と願う大人たちが集まった会になったのではないでしょうか。学習会に集まったみなさんとも連携しながら、今後も活動もすすめていきたいと思います。

ree

コメント


記事: Blog2_Post
bottom of page