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  • たちばなふみ

6月議会での質問のご報告

岸田首相が24日GX実行会議で 島根原発2号機を含む原発7機を 来年稼働めざすと表明しました。

今年の6月に発表された骨太の方針や それに至るまでの岸田首相はじめ自民党特別委員会や維新の会が、「審査の効率化」や「再稼働加速へ制度的対応」をなどと求めてきました。

これに対して、私は6月議会でとりあげ、松江市として「効率化」や「簡略化」すべきでないと声をあげるべきと訴えましたので報告します。 #たちばなふみ #6月議会報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

たちばなふみ市議は、6月議会で5項目の一般質問をしました。5項目の内「危険性が増す原子力発電について」を報告します。

たちばな市議は、中国電力で協力会社から依頼を受けた外部業者が、有効期限を自ら書き換えた身分証明書を使って原発構内に入構していたまたも不適切事が起こったことについて、これまでも2010年3月に計511カ所もの点検漏れをはじめ、校正記録の偽造、資料を誤廃棄、サイトバンカ建物の巡視を実施していないのに、実施したと偽った不正事案、昨年6月にも原子力規制庁から貸与されていた原子力発電所のテロ対策施設に関する非公開文書を無断で廃棄しており、規制庁に6年間も未報告だったなど数々の不適切事案を繰り返していると指摘。この度の事案は①中電の入構者管理に甘さがあり、原発のテロ対策や安全対策が不十分であることを改めて露呈したものと質しました。

②3月23日、広島県庄原市議会が可決した「島根原子力発電所2号機の再稼働に反対する決議」には「本市は松江市八雲地区から 6,810 人の避 難者を受け入れることになっている。この避難計画は、自力での避難が難しい人へ の支援や、自然災害で避難経路が使用できない際の対応、避難所での新型コロナウイルス感染症対策など、実効性に関する課題が山積している。 島根原子力発電所2号機が再稼働され、重大事故が起きれば、その被害は計り知れないものとなる。何よりも重視しなければならないのは、住民の命と安全である。 その保証がないままに、原子力発電所を再稼働すべきではない。」としたものと紹介。避難先の受け入れ自治体が受け入れ困難な実態があると指摘し市長の受け止めを質しました。

③また、自民党などから原子力規制委員会の審査に対して、“停止中の原発の速やかな稼働”を求めて審査、検査の効率化で再稼働を促進すべきとの議論がされていると指摘。「規制庁には審査検査を効率化・簡略化することなく厳正な審査を引き続き求める姿勢を貫くべき」と質しました。 

④ロシアによるウクライナ侵攻の中で、原発が攻撃対象となり市民の不安が渦巻いているとし、「2月15日に事前了解を表明したときから、事態は新しい局面を迎えていいる、“誇れるまち松江、夢の実現できる松江”と島根原発再稼働は絶対に相いれない」と事前了解の撤回を求めました。

防災部佐目部長は「①原子力規制委員会には中国電力に対して厳正な指導を行っていただきたい。不適切事案の発生は市民からの信頼の失墜につながるもの。中国電力には十分に認識し肝に銘じて取り組んで戴きたい」

「②再稼働の是非には様々な意見がある。県や受入先自治体と連携を密にし実効性を高めていく」

「③市民の安心・安全を確保する観点から、島根2号機の設計工事計画や保安規定の審査についても原子力規制委員会による厳格な対応がされることを求めていく」

「④武力攻撃への対応は新規制基準による規制ではなく、国民保護法等に基づき対処される」「我が国が武力攻撃に対してどのように備えるべきかは国が検討すべきであり、全国原子力発電所所在市町村協議会を通じて国に要望する」と回答しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この度の岸田首相の会見後、松江市の上定市長は 「島根原発2号機については、現在、設計及び工事計画認可と保安規定変更認可の審査中であり、原子力規制委員会には引き続き安全を最優先に厳格に審査に当たっていただきたい。」等とコメントを発表しています。



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