美保基地
- たちばなふみ
- 6月19日
- 読了時間: 3分
美保基地への空中給油機追加配備について
松江市議会全員協議会が開かれ、質疑にたちました。
美保基地はすでにC2大型輸送機が全国14機の内10機が配備されています。私の質疑で、空中給油機は全国で15機の計画でありその内の10機が美保基地に配備だということがわかりました。
私の住む八束町上空は訓練空域となっており、私の家の上空も、学校の上でも訓練が行われています。学校行事の際も、訓練中は10分に一度の飛来で、外の授業中先生の声がかき消されます。C2 10機に加え空中給油機10機ともなると明かに軍事基地の様相となります。既に鳥取県は同意しており、訓練空域の下に住む住民としては憤りを感じますが、松江市議会での手続きが始まりましたので今後もきちんと意見を述べるべく準備していきます。
以下に全員協議会の内容などをまとめました。
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6月17日松江市議会6月定例会初日、全員協議会が開かれ、航空自衛隊美保基地に空中給油機の追加配備について防衛省からの説明がありました。
空中給油機KC46Aの配備は島根県が2017年に同意し、2021年10月に1機目が配備され、その後2022年に2機目、2024年に2機と現在4機が配備されています。県が同意した計画ではあと2機の合計6機が配備される予定です。それに加え今般防衛省が令和7年度に新たに4機を取得する予算要求を行ったことから鳥取両県に協議の申入れがあり、県が松江市と安来市に意見照会しています。松江市は4月から周辺自治会である、八束、本庄、竹矢、東出雲で説明会を行い引き続き住民の意見をきいていくと上定市長から説明がありました。市議会では、防衛省の説明を受け、後日、各会派の意見を聞くとしています。
防衛省中国四国整備局の説明では「周辺国が航空戦力を増強する中、我が国の防衛体制に万全を期すため戦闘部隊を増強することとしているところ、それらが我が国周辺空域等で高裂度化する各種航空作戦においてねばり強く戦闘を継続するには、空中給油・輸送機の増勢が必要」だとして、美保基地に合計10機の空中給油機を配備することとしたとのことです。説明の中で美保基地を選んだ理由として「必要な空域全般への進出について有利な位置」にあるとして今年度中にも追加配備のための駐機場や格納庫等の整備に着手する計画です。
たちばなふみ市議は、会派を代表して質疑を行い「昨年8月にも空中給油機は訓練中にトラブルを起こしている。すでに美保基地には大型輸送機C2も全国で14機のうち10機が配備されており、この上空中給油機も10機となれば、民間機への影響、訓練飛行が格段に増え騒音や、事故が増えるなど、市民の不安もますます増している」として美保基地へ負担を押し付けることへの見解を質しました。
中四国防衛局企画部矢鳴次長は「早朝や夜間の訓練を行っているが可能な限り控えるなど周辺住民に配慮する。訓練は日本海沖で行っているが、今後戦闘機が配備される基地の訓練空域で行う、全国で15機の空中給油機配備を予定している」などの答弁がありました。他会派の議員からは空中給油機配備では松江市に基地交付金が出ず負担のみが増すと意見がありました。

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