9月議会でとりあげた 4つのテーマのうち2つ目 原子力災害の避難について ご報告します
島根原発2号機に関し原子力規制委員会が正式合格を出したことを受け、今後立地自治体の同意が焦点となっていきます。
私は、内閣府が了承した松江市の避難計画を含む「島根地域の緊急時対応」は実効性について審査されていないと、実効ある避難計画とは100%市民の命と安全を守ることのできる計画だと主張、福島事故の際の渋滞の新聞記事を示し、7、8月各地で土砂崩れ等が相次いだが、複合災害の場合、保育園や学校に子を迎えに行けるか、岡山県や広島県に安全にたどり着けるか、段階的避難についても大渋滞が予測されると、
「避難計画は絵空事、目の前に原発があるのに6キロ地点の人は待つのか」
「避難先の自治体は松江市民の避難計画に本気で取り組んでいるか」
など市民の不安の声を伝え、「実効ある避難計画とは何か」見解を問いました。
また、原子力災害から住民の生命・身体・生活・財産を保護することは自治体の責務であり権限であり、松江市が松江市にある島根原発について、その安全対策が十分であるかどうかは独自に判断できるものであるし、不十分であると判断すれば、再稼働に同意しないとするのが当然の態度と、「上定市政が掲げる誰一人とり残さない人づくりまちづくりと原発再稼働は両立すると考えるか」質問しました。
防災部長が「実効ある計画とは被爆を最小限にすること、計画は合理的」、「持続可能な社会にはエネルギーの安定供給が必要であり原発に頼らざるを得ない」などと答弁しました。
私は「万一福島のような事故が起これば上定市長のめざす夢あふれるまちづくりも、誇れるふるさともないものになってしまう、勇気ある決断を」と強調しました。
ふりかえり
この日はちょうど、規制委員会が島根原発2号機適合性審査に正式合格を出した日でした。 3人の市議が原発の避難計画について質問しましたが、上定市長は答弁に立ちませんでした。 部長答弁も市長の答弁と同等と先輩議員から教わりましたが、前任の松浦市長は原発問題に関する質問には必ず自身が答弁に立たれたとのこと。答弁を部長まかせにするのか、市長の姿勢が問われるのではと思いました。
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