被害繰り返す豪雨の対策を
松江市河川課に治水対策など要請しました
7月9日からの大雨被害を受け、私たちばなは、北田川などの氾濫で被災した黒田西原地区の西尾信樹さん、比津川沿いで被災した山根眞喜子さん、意宇川等の氾濫対策を求める東出雲の皆さんと一緒に、松江市役所河川課に治水対策などを要請し懇談しました。昌子課長、永田管理係長、梅木改良係長が応対してくださいました。
黒田西原地区は繰り返し被害を受けており、マンホールポンプ等の対策工事中でした。西尾さんは9日の被災の状況について「北田川が氾濫し排水が追い付かず道路は川のようになった。昼間だったので車はほとんど市営駐車場に避難できたが、北高校庭への放水など適切に行い住宅が浸からないようにしてほしい」と要望しました。
比津川沿いで被災した山根さんは「県事業の比津川堤防嵩上げ工事が間に合わず床上浸水となり本当に残念でならない。補助もほとんどない。とにかく溢れないよう対策してほしい」と要望しました。
河川課昌子課長は「これまで県と市は暫定措置として比津川や桜川の嵩上げ・桜川フラップゲート設置や比津町・黒田町への排水ポンプ設置、比津川の橋げた撤去など内水対策を順次行っている。抜本的には県事業の中川改修、その後北田川放水路、北高校グラウンド調節地などが完成し、比津川が拡幅されることが必要。松江市は内水排除対策として、マンホールポンプを9カ所設置した。今年度中に2か所の工事も終わる。9日のような短時間で100ミリ以上の豪雨にはなかなか対応できないが、調整池の有効活用や水門の遠隔操作などを行い、日常的に防災に取り組んでいく」と市の対策の現状を報告しました。
東出雲の意宇川周辺では水害が毎年起こっており党松江市委員会から毎年豪雨対策を要望してきました。参加した原健治党東出雲支部長、吉儀敬子元松江市議、平井充さんは令和3年の豪雨以来要望していた6項目(錦新町の排水対策、揖屋小学校雨水、竹の花地区浸水など)の対策について、現状や問題点について懇談しました。出雲郷地域について、多くの住宅団地等で浸水がありましたが、当時出雲郷排水機場へ設置した仮設ポンプを翌年常設にしたり、埋川嵩上げなど排水路を整備する予定であること、抜本的な対策について、今年度予算がつき、広範囲の調査、計画を立てることとしていると説明がありました。
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河川課の皆さんはこれまでの対策について、写真や地図も示しながら説明され、今後のできる対策や、危険性について話し合うことができました。参加した皆さんは、「勉強にもなった、今後も地域で同様の懇談会を開催できたら」などと感想を口々に述べられました。今後も市民の不安や要望等を届けてがんばります。
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