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  • たちばなふみ

社会福祉士でスクールソーシャルワーカーの長廻芳行さんを講師に学習会

新日本婦人の会の学校と福祉の連携を考えるチームで、社会福祉士でスクールソーシャルワーカー(以下SSW)の長廻芳行さんを講師に学習会を開催しました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・

学校と福祉の連携を考えるチームは、約3年前、コロナ禍となって、子どもたちや保護者の経済的困難が増していることから、子どもたちのためにできることを考えようと結成しました。私もメンバーとして活動しています。

これまで、就学援助制度の周知・拡充、SSWの拡充、生理の貧困、ヤングケアラー・子ども食堂などについて学び行政と懇談などを行ってきました。SSWについては島根大学の山口倫子先生、長廻芳行先生と学習や懇談を行ってきました。

※SSWとは社会福祉に関する専門的な知識や技術を有する者で、問題を抱えた児童・生徒に対し、当該児童・生徒が置かれた環境への働きかけや、関係機関等とのネットワークの構築など、多様な支援方法を用いて課題解決への対応を図っていく人材です。

この度、多くの方にSSWを知ってもらい、広めてもらいたいとの思いで、子どもと関わる職種の方、保育士・養護教員・児童民生委員・MSW・社会福祉士などなどの皆さま、県議、市議、新婦人会員によびかけ学習会を開催しました。日本共産党から尾村利成、大国陽介両県議、たちばな、舟木市議、他会派から角智子県議、中村ひかり市議にもご参加戴きました!(講師の長廻さんからこれもSWの手法でマクロソーシャルワークと言いますとの解説も。)

長廻さんは社会福祉士会の事務局長も務められた方で島根大学人間科学部で社会福祉士の養成にも携わっておられます。昨年は県のSSWモデル事業のスーパーバイザー、今年は松江市の拠点型SSWも務めておられます。

社会福祉士、SSWの沿革や活用事業の内容について、島根県の状況と課題、松江市、出雲市の取組の現状と課題についてお話していただきました。

松江市はこれまでSSWという職種でありながら社会福祉士の資格を実際もっておられる方がいないということを課題と感じてきましたが、今年からようやく社会福祉士・精神保健福祉士の資格のある方が入られたそうです。現在は校区型7校7名、派遣型11名(7名は拠点校と兼務)、教員免許・警察OB・社会福祉士・精神保健福祉士の方々が登録されているそうです。

SSW活用事業は2008年に文科省で活用事業がはじまり県・市でも取り組まれてきましたが、専門家の配置・活用の拡がり周知は不十分な現状です。本来業務としては、教員と違う(子どもをジャッジしない)立場で子どもと関わり、困難があれば「環境に働きかけ」関係機関と連携し、問題解決を図るものですが、国の基準は中学校区に1人(校区内の小学校も巡回または派遣)ですが、松江市は中学校は15校、小学校32校、義務教育学校2校ある中で、中学校に配置された方が7名。

松江市の拠点校型は年間70~220時間 派遣型は1ケースにつき4時間です。

ちなみに島根県立高校の活用では年間70時間 市町村ではまちまちですが、吉賀町は常勤で週35時間。鳥取県は週35時間や週30時間の勤務です。

松江市の勤務形態では子どもと関わることは不可能で、現在はケース会議への参加と教員へのアドバイスを行っているとのことです。

それでもSSWの派遣を経験した教員の方々からは

「専門家からアドバイスをもらい暗いトンネルの中で光がみえた」

「外の情報を戴いて助かった。教員をしているとどうしても校内で諸問題を解決しようとしがち」 「私たち教員が子どもたちとしっかり向き合っていく上でSSWは欠かせない存在になっている」

教育委員会にSSW専用回線をとの声も教員から上がっているとのことです。

参加者の皆さんからも

「学校で働くものとしてSSWの力を学ぶチャンスがほしい」 「学校現場で教員だけでなく専門家の力で不登校や学級の問題解決を」「SSWの方がとても重要な仕事をしているのに勤務時間が少なく、収入が安定せず成り手が少ないというのは本当に大変な課題」 など感想が寄せられました。

SSWの周知と拡充をいっそう求めて 子どもたちの生活環境をよりよく、 そして本当に子どもの権利が生かされた 「子どもが意見を言える環境」づくりに がんばっていきたいと思います。



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