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たちばなふみ

松江市議会議員定数3議席の削減

松江市議会議員定数等調査特別委員会が行われました。

前回の委員会で、公共的団体とされた14団体からの意見聴取の結果が報告され、それを会派に持ち帰り検討した結果を本日は発表することとなっていました。

開会後すぐに休憩が宣言され、再開は1時間半後。

アンケートを受けてこれまでと主張を変更する会派が多かったためでしょうか。採決の結果、現状34の定数を31にすることが決まりました。

私は市議団を代表して34の現状維持を訴えてきました。

本日の討論を紹介します。

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これまでもわたしたちは、「住民の中にある多様な意見や要求が正しく反映されるには、どれくらいの規模が必要か」という基本的な「ものさし」で決められるべきで、「やみくもな議員の定数削減は、住民の声を議会に反映する声が閉ざされ、民主主義が削られることになりかねない」ということから、数ありきの拙速なる議論をさけるべき、有識者の意見、専門家の意見をこの特別委員会の中できき、委員会として検証をすべきと主張してきました。

公共的団体とされる14団体への意見聴取がなされましたが、どのような団体にはかるべきかについても、市議会として結論がでていない段階での意見聴取ならば、より幅広く行うべきとして、団体についても意見を述べましたが、10年前に意見聴取したほぼ同様の団体宛でした。以上のことから今回の意見聴取のみをもって、本日採決を行うということにまず反対します。

数については現状維持を主張します。さきほど申し上げた、限られた団体宛に「議会の特別委員会は定数を減らす方向で議論している」と、これまでの議論や現状維持の私たちの主張を書かずに行われたアンケートにおいても、「現状維持」と、「定数を増やすべき」という意見もでました。広範な市民の中にはやはり多様な声を反映してほしいという意見があることが改めてわかったと考えます。

他自治体がこの間削減しているからといって、それにならったりあわせたりするのは、松江市としての理由とならないということも、市民アンケートにも意見があります。大幅人口減少の自治体は、人口減少を理由とすることはあり得ますが、松江市は合併により人口は20万を超え、現在もほぼ維持しています。 地域も広く、他市との比較でも、議員一人当たりの人口、面積も多くなっています。

多様な意見を取り入れるためにも「女性議員をふやす必要性」などが、総務省や内閣府でも検討されています。以上のことから現状の34のままでよいと考えます。

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3議席の削減が決まってしまいました。

今後はパブリックコメントを通常の半分の1週間募集するそうです。またご案内したいと思います。


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