全国福祉保育労働組合島根支部(當香代委員長)のみなさんが、松江市に保育制度を拡充するよう申入れされ、私も参加しました。
保育士、栄養士、看護師など9名の方が参加されさまざまな現場の声を届け、松江市こども政策課(池田課長)、保育所幼稚園課(花形課長)、発達相談支援センター(山本所長)ら7名と懇談しました。
参加者からは「国が今年度改定した配置基準では、困難を抱える子どもが増える中で充分な保育を行うことができない」「多発する災害時に子どもの命を守れるか危険を感じている」「乳児の急変に気づき救急搬送したことも。看護師の配置に対する補助を出雲市のように実施してほしい」「低賃金で生活が苦しく20代30代の保育士が次々と辞めていく。子育てしていると保育料も高く生活が大変」「調理師の子の保育所入所、点数加算は120時間以上の勤務のものだけ。調理師の勤務実態に合わせてほしい」と切実な思いをお話しされ、市として保育制度の充実に尽力してほしいと以下の9項目を要望しました。
1抜本的な賃金の底上げ・昇給財源の保障を国に強く要望すること。市独自の補助を。
2国が今年度改定した職員配置基準では、 困難を抱える子どもが増える中すべての子どもの育ちを十分に保障することができず、多発する自然災害時危険を感じる。市独自での保育園の職員配置基準の改善を。
3調理員の増員に助成を、4看護師配置、市独自の財政補助。5巡回相談(エスコ)が今以上に利用しやすく、相談申し込みからの迅速な対応を。6障害児保育と共に発達促進児に対する補助金拡充を。
7調理担当・事務担当等の子どもも保育士と同じく点数加算・予約枠の対象に。8すべての子どもの食材料費を、公的負担・無償化の対象に。保育料の完全無償化を。9自然災害発生時における市内保育施設への情報提供はもとより、迅速かつ適切に避難や臨時休園の対応がとれるよう防災対策をつくってください。
花形課長は「切実な声は理解する」、池田課長は「看護師配置も重要、引き続き市長会などを通じて国に要望する」山本所長は「職員を増員し、すみやかな対応に向け改善を図っている」と応じました。
舟木健治市議と私が同席しました。
皆さんの、命を守る現場の切実な要望には胸をつまされました。今回の議会で防災対策について取り上げます。
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