新型コロナ第7波
市民の命まもる緊急要望
コロナ感染確認が全国で連日過去最多を更新する中、松江市議団は7月28日「新型コロナウイルス感染症第7波から市民を守る緊急要望」を松江市に提出しました。
松江市役所も7月6日から保健所への応援職員が全体の1割に上り業務縮小を余儀なくされています。県全体では12日以降千人を超える日が続き松江市は20日に657人と過去最多の新規感染者数を記録しました。
島根県の対応として15日よりPCR検査につい「濃厚接触者が有症状になった場合は、医師の判断により、検査を行わなくても、臨床症状で診断することを可能とする扱い」とするなどの対応となっています。
共産党市議団としてはこれまで求めてきたワクチンと検査の拡充を基本としながら、市民から寄せられた「濃厚接触者が一度も検査せずに保育園や学校、職場に復帰するのは不安」「どこで感染拡大が起きているのか分からず不安」などの声を届け、市民への情報提供も検討すべきと指摘しました。
また子どもたちの間でクラスターの発生が続き、部活動や夏休み明けの感染拡大に不安が寄せられているとして、学校再開前には各家庭に検査キットを配布し検査後登校することや、家庭で購入した場合の補助などを求めました。
主な緊急要望の内容は以下のとおりです。
▽市民への情報発信―基本的な感染対策について様々な媒体を活用してわかりやすい言葉で丁寧に説明を行うこと。
▽県の方針により、クラスターの起きている事業所や学校名等の公表をしていないが、濃厚接触者の検査が行われないなど新たな状況を踏まえ、情報提供のありかたを再検討し、エリアごとに公表するなど市民の不安にこたえる対策を検討すること。
▽学校や保育園の感染拡大、クラスターの予防について
・各家庭に検査キットを配布し、不安な場合や職場や登園通学を再開する際に検査をするなどの援助を行うこと。
・各家庭が抗原検査キットを購入する場合補助を行うこと。
・部活動やスポーツ少年団の活動に対して適切な予防策を指導する。上記と同様遠征時などに検査費用の補助を行うこと。
・夏休み終了前に、小中義務教育学校の各家庭に検査キットの配布等を行い感染拡大防止を図ること。
・夏休み期間中に、学校内の感染症対策設備や資材の再点検を行い、必要な施設整備や物資の補充等を行うとともに、換気等によって生じる冷房の電気代の増加に対して必要な予算措置を行うこと。
▽医療従事者・高齢者施設職員への集団感染、高齢者や基礎疾患を有する方の重症化が強く懸念されることから、改めてワクチンの4回目接種の有効性や副反応についてわかりやすい情報発信に努めること。ワクチン3回目接種について、接種率の低い年代向けに、各種媒体を通じてわかりやすく再度周知を行うこと。
▽「国民健康保険の被保険者資格証の方が新型コロナウイルス感染症の発症の疑いのため、指定医療機関を受診した場合は一部負担金のみで受診することが可能」とする厚生労働省の通知(2020年2月28日付)について、あらためて周知・徹底し、市民に対する必要な情報提供を行うこと。
▽保健所に対して100人を超える規模の動員体制が講じられている間にあっては、市民生活への影響に十分配慮しつつ、延期や縮小等の措置を講じること。また、職員が過重労働とならないように、健康管理体制に万全を期すこと。
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