文化の日は日本国憲法公布の日 戦争の反省によって生まれた平和憲法です。
この日「戦争を知れば戦争をしない?!」と題した 島根の戦争遺跡を研究しておられる 戦後史会議・松江の若槻真治さんの講演を聞きました。
若槻さんは、昨今のガザの紛争やウクライナ侵略が世界で起きる中、マスコミの中にも戦争への想像力が欠けた記事が多いこと、簡単に「戦時になったら自衛隊が高速道路を滑走路に」などという記事を毎日新聞が載せたことに怒りを表明されました。
そして「戦争への想像力、実相を知ろう」と、「アジア・太平洋戦争(2007)吉田裕著」から日本が当時めざした大東亜共栄圏構想とその自滅を、大社基地に代表する島根の戦跡や当時の写真を示し、戦争とは何か「誰でも被害者にも加害者にもなる」と、今軍縮を言う人がいないが、戦争の記憶を「水に流してはいけない」「今こそ軍縮を」と訴えられました。
三瓶山では当時6000人の軍人が暮らし、軍事訓練が行われたとのことで、多くの戦争遺跡が残っているとのことです。大社基地や斐川にある戦闘機の格納庫は20代の頃、同世代の皆さんとフィールドワークしたことがありますが、三瓶山は知らなかったのでぜひ行ってみたいと思いました。
しまね総がかり行動実行委員会は、安保関連法に反対する島根大学人の会と、フォーラム「平和・人権・環境」しまね、なくろう!戦争法 壊すな!憲法9条島根県民運動実行委員会の3団体で構成されています。
主催者を代表して最初に、島根大学人の会 三宅孝之先生が「戦争は自衛を言い訳に始まる。基地が次々建設される沖縄の現状を思うと、歴史をしっかり学ぶことが必要。3団体の活動を多くの市民団体に広げたい」と挨拶されました。
最後に主催3団体から、坂本清さん(フォーラム「平和・人権・環境」しまね)、村上一さん(なくそう戦争法壊すな憲法9条島根県民運動実行委員会)、関耕平さん(島根大学人の会)がリレートーク。
「歴史への想像力をもち、2015年に湧きあがった戦争法反対の時のような運動を皆さんで作っていきたい」と話されました。
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