島根県憲法会議の総会に参加 「戦争責任と戦争犯罪」について 村井敏邦先生(一橋大名誉教授)の講演を聞きました。
ロシアがウクライナ侵略を行っており、多くの市民が「一日も早く戦争を終わりにして」と思っている中、ロシア軍の行為の非人道性は目を覆いたくなります。
明らかに「戦争犯罪」ではないのか、なぜ国連や国際刑事裁判所は戦争をやめさせることができないのか、そんな疑問にこたえる講演でした。
ロシアの戦争犯罪を法でさばくことが難しいこと、しかし人々の声で糾弾していくこと。憲法9条をもつ日本の国民が声をあげ、政府を動かすことが重要だという明確なお話でした。
憲法9条の淵源となったパリ不戦条約についても改めて学びました。 以下内容を紹介します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 島根県憲法会議(三宅孝之代表・島根大学名誉教授)は16日、松江市内で総会と記念講演を行いました。 総会では、改憲阻止に向けて憲法を学び、改憲NOの世論を広げる運動をみんなですすめることを確認し合いました。 総会後、「ロシアのウクライナ侵攻と戦争責任」と題し、村井敏邦氏(一橋大学名誉教授)が講演。村井氏は、ウクライナ侵攻について国際刑事裁判所に関するローマ規定を紹介。①ロシアはローマ規定の締約国ではなく、国際刑事裁判所の管轄権を了承していない②侵略戦争の内容について未だに一致がないと述べ、「ロシアを侵略戦争の罪で国際刑事裁判所によって裁判することはできない」と話しました。その上で、私たちにできることしては、核兵器廃絶を世界に発信し、国に働きかけること、憲法9条の精神を世界に発信すること、医療・教育での支援(直接的支援、寄付)があると訴えました。(「しんぶん赤旗」記事より) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 講演後、総会が開かれ、1年間の活動報告及び、今後の活動方針(「9条改憲を阻止するため尽力しよう」等)、新役員が採択されました。 #憲法9条
Comments