議会報告 原発動かすな
火災8件も繰り返す
中国電力にまかせていいの?
半島部の市民は避難できる?
6月議会で5項目質問しました。その内②「原発動かさない」について報告します。
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度重なる火災、不祥事
中国電力は原発運転するな
原子力規制委員会が5月30日に島根原発2号機の運用ルールを定めた保安規定を認可しました。
規制委員会は3年前原子炉設置変更許可の際機密文書の誤廃棄等を受け、中国電力の安全文化の育成や改善を保安規定の審査で確認するとしていた。
火災も相次いでおり、本年4月にも島根原発2号機のタービン建物内・放射線管理区域内で火災がありました。
私は「中国電力は、サイトバンカ建物未実施と虚偽の報告、誤廃棄など、何度も不正、不祥事を起こし、そのたびに、深く反省し、再発防止や安全文化の醸成と述べているが、さらに不祥事を起こしたと言える。中国電力に危険な原子力発電所の運転を任せられない」として市の姿勢を質しました。
防災部安部俊一部長は「中国電力に確認し、2000年以降8件の火災が発生したとのこと。不適切事案と火災は性質は異なるが、市民の皆様に不安を与えるもの。引き続き再発防止対策の実施状況を確認する」と答えました。
能登半島地震の教訓に
半島部の市民の不安聞いて
能登半島地震は、能登半島の沖合の北東から南西に150キロに伸びる断層が動き、 能登半島北岸一帯は2~4メートル隆起したと指摘。
「大地震と原発との複合災害を想定するならば、今の避難計画で本当に松江市民の命と安全、生業が守られるだろうか」と、議場のモニターを使って、島根地域と美保関地域の避難経路、宍道断層が避難経路上でどのように走っているかを示し、半島部の市民から寄せられた声「宍道断層が動くような地震では私たち住民はとても逃げられない。孤立するだろう」「境水道大橋や森山堤防が大丈夫か不安」を紹介。「市長にとって能登半島地震の教訓は何か、能登半島地震の教訓をふまえるならば、市長は再稼働同意を撤回すべき」と訴えました。
松浦徹理事は「各地区で複数の避難ルートを設定している。必要に応じて自衛隊が道路をきりひらく作業を行う。復旧が困難な場合には、ピストン輸送や警察、消防、海上保安庁、自衛隊などの支援で海路・空路も利用して避難を行う」と答えました。
追加質問で私は「複合災害の復旧作業では石川とは違い被曝覚悟での作業となる。半島部の市民の不安をどう受け止めるか、市として聞き取り調査を」と質し、安部防災部長は「今後説明会などの場において声を聞いていきたいと答えました。私は改めて「作業する事業者、住民避難のバスの運転手など含め、市民の命守るためには原発を動かさない決断しかない」と訴えました。
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