市議会 建設環境委員会でゴミ収集・給食残菜で発電 など最新技術を視察してきました
市議会常任委員会の行政視察は年に1回。
今年は5月中旬でした。
①神奈川県座間市
【ゴミ減量対策】ICT技術で改修を効率的に+リユース事業
②千葉県松戸市、国交省関東技術事務所
【災害復旧を安全に行う無人化施工技術】
③東京都調布市
【給食調理残菜資源化と環境学習】
の3つのテーマで視察
①座間市は小田急電鉄㈱と協定を結び、新技術≪
WOOMS≫で直営のゴミ収集を効率化。パッカー車にスマホを取付け、収集状況を把握し、進捗によって各車が助け合い、収集時間が短縮できたそうです。職員は休憩がとりやすくなったり定時であがれるように。余った時間を活用して、ゴミ収集のイメージアップにこども向けゲームを制作してイベントや学校でPRしているそうです。
その他小田急電鉄と連携し、バッグ型コンポストを300家庭に配り、堆肥を協力農家さんに配布。作物が1.4倍もできたとか。バック型は手軽で取り組みやすいと思いました・・!
②国交省建設技術展示館 資料展示は膨大ですが、主にこの度、石川能登地震でも活躍した、災害対策本部車両や照明車、大型のバックホーなどの説明。危険個所で作業をすすめるための「無人化施工」について学びました。雲仙の土石流災害をきっかけに無人化技術はすすみ、福島第一原発でも活躍したとのことです。
福島原発の経験を質疑しました。福島では崩れた建屋の撤去作業を行った電子機器が放射線で故障したり通信に影響が出たりすることが課題。通常は安全エリアと作業エリアをつくり安全エリアから遠隔で作業するが、原発では安全エリアがなく、給油も遠隔でおこなったと話してくださいました。
③調布市では、NTT東日本が所有する「超小型バイオガスプラント」を活用した実証実験について伺いました。市内には20の小学校があり、その内の2校から週に1回100キロまでの給食残菜を集め、プラントに投入。発電量はプラントを維持するくらい。液肥が出来るので、市民にイベントで配布したり、学校の花壇にまくなどの取組、NTT東日本の「ローカル5G実証ハウス」で栽培したトマトを給食に提供し、資源循環について学び食育推進を行っているとのことでした。
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私は座間市のリユースリサイクル推進課の活動に感動しました。
・不要になった靴 をスーパーに回収BOXを置いて改修→保育園や海外に
・自治会に食器の貸出し
・服や家具の物々交換・市民がマッチングした品物を市が配達
・中学校の制服を共通化(!!)3000人が同じ制服なのでリユースがしやすくなった
などなど、取り組みは尽きません。。。「みんな大切な価値がある」と座間市は令和5年3月に「オールリリース宣言」
市役所では買う前に市内に無償提供を呼びかけるとか。
環境省のリユースモデル事業として補助金を活用しているとのことでした。
帰りの飛行機はかなり揺れましたが、学び多き視察となりました。活動に活かして参ります。
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