たちばなふみ

デンマークの民主主義は発達している

#子どもの権利
 
#デンマーク の子育てから

島根大学人間科学部の
 
佐藤桃子先生のお話を聞きました
 
(地域自治講座第36回「子ども家庭福祉・民主主義ーデンマークや島根の事例を参考に」)

デンマークの発達した民主主義に支えられた
 
子ども中心のひとり一人を大切にする社会

あなたが大切にされるってこんな社会

というお手本を見せてもらったような
 
素敵な講演でした

デンマークの子育てで感動した点などを
 
かいつまんで報告したいと思います
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日本は一人親家庭が貧困になる率5割以上

♡デンマークは
 
子どもがいればいるほど社会保障や様々なサービスが充実しているので貧困率は低くなる!

その背景には
 
子どもは生まれたときから
 
社会の宝、社会のものという考え
 
=子どもの権利 人権が認められている

日本は子どもの人権を学んでいないと回答52%
 
(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンジャパンのアンケートより)

おなじアンケートで子どもたちは3人に1人が
 
「子どもは義務や責任を果たせば権利を守ってもらえる」と回答しています

子どもたちが子どもの権利を基本的人権だと理解していないと判明しました

私の就学援助制度に関する昨年6月議会でも引用しましたが、島根県では生活困難層といって家計がひっ迫している子どもが32.4%にのぼります。これは全国の水準と同じくらいです。
 
(島根県子どもの生活に関する実態調査R1)

子どもの貧困が少ない国は
 
デンマーク3.7%
 
フィンランド3.9%
 
ノルウェー5.1%
 
など北欧諸国の貧困率が低く
 
この国々は格差が少ない民主主義やジェンダー平等の進んだ国です

デンマークでは(平均的な家庭)
 
♡16時には仕事が終わる。保育園も終わる
 
♡学校は午前中だけ。午後は学童保育
 
♡学童も保育所も16時まで
 
♡17時半位からは家族団らん
 
♡職場から産休や育休手当が出ない場合自治体が週に最大5万800円×52週間支給
 
♡小学校から大学院まで費用はほとんど無料
 
♡高等教育を受ける学生(18才以上誰でも)返還不要の奨学金

♡学校は「対話が基本」
 
 教師の役割は子どもたちの好奇心を刺激し想像力を涵養すること

そのほか中学生での模擬投票で
 
政党が学校で演説をし3週間の選挙戦があり
 
本番さながらに選挙報道もあるなど、子どもの頃から政治を身近にすることを国をあげて行っている様子を学びました。

先日の選挙も投票率が90%くらいでしたね。

保育園や小学校で
 
民主主義が根付いている=対話が基本
 
という姿に感動しっぱなしの1時間でした。

こんな社会にしたいね
 
国の政治をかえたいね
 
と終了後に参加者と感想を話していました